▼スレッド
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└◇1462:[報告] TTT社内試写会：その１ [ハーブ] 01/19 14:30

　├◇1463:[報告] TTT社内試写会：その２ [ハーブ] 01/19 14:30
　│├◇1464:おめでとうごさいます！！ [まごっと] 01/19 16:12
　││└◇1468:［感想］悲喜こもごも [白い都] 01/19 16:31
　││　├◇1471:Re:［感想］悲喜こもごも [A3] 01/19 16:43
　││　├◇1475:無意味だなんて思いません [ハーブ] 01/19 18:22
　││　│└◇1487:同感です<<9月以降があってこそ [鉄の足ダイン] 01/19 22:46
　││　└◇1476:そんなことは断じてありません！ [まごっと] 01/19 18:28
　││　　├◇1481:運動継続の成果です [ケイ] 01/19 20:42
　││　　└◇1500:ご苦労は計り知れませんが [梅の一] 01/21 00:48
　│├◇1465:お疲れさまでした [ケイ] 01/19 16:17
　│├◇1466:ありがとうございました。 [raku] 01/19 16:25
　│├◇1467:おつかれさまです [もゆる] 01/19 16:28
　│├◇1469:お疲れ様でした [Rimo-rob] 01/19 16:39
　│├◇1470:心より感謝致します [しほ] 01/19 16:39
　│├◇1472:おつかれさまでした [さんちゃん] 01/19 17:07
　││└◇1473:お礼を [mog] 01/19 17:39
　│├◇1477:ありがとうございました [ゆっこ] 01/19 18:51
　│├◇1478:お疲れさまでした [まるまるまる] 01/19 19:03
　│├◇1480:ありがとうございました。 [千雲] 01/19 20:21
　│├◇1484:ありがとうございました！！ [馳ねこ] 01/19 22:00
　│├◇1502:本当にお疲れさまでした。 [ヘイゼル] 01/21 01:04
　│├◇1517:Re:ありがとうございました [ren] 01/22 00:39
　│└◇1518:ありがとうございます [くればいん] 01/22 01:04<-last
　├◇1474:感謝します。 [Ｍａｇｉｃ] 01/19 18:17
　├◇1479:[疑問] TTT社内試写会：その１ [miucca] 01/19 19:43
　│├◇1485:できる範囲で回答 [ハーブ] 01/19 22:14
　│├◇1486:お答えします [ゴン] 01/19 22:24
　│└◇1492:ありがとうございました [miucca] 01/20 06:13
　│　└◇1495:時間的な問題 [ゴン] 01/20 12:39
　└◇1509:TORn に報告 [ハーブ] 01/21 10:07

皆様に、ゴンとハーブの二名から、ご報告です。
この報告は両者共通部分と、個人部分から成ります。

【共通部分】

日本ヘラルドから、1/14、ゴンとハーブに、「社内で行われる試写会に出席し、
字幕についての意見を聞かせて欲しい」との連絡がありました。
17日に鑑賞を終えての両者一致の見解は

「TTT本編の字幕は、第一部劇場字幕より格段に上
さらに全体としてDVD修正字幕よりも上
の水準で出来上がっている」

ということです。


【個人部分】ハーブによる事実報告と感想

ハーブは連絡を受けた時に、「英語スクリプトも読んで行くので、上映終了後、意見提出のため全字幕を紙の上で見られるようにして欲しい」と交渉、快諾を得ました。ゴン様と同行というのは、担当者の方から望まれました。

17日（金）試写会では、映写室内に机のある席が用意され、午後1：30〜4：30の映写、さらに「会議室を押さえてありますのでお話を」と言われました。
担当の方との質疑応答、意見認識の交換があり、その後その場で夜９時過ぎまでゴンとハーブの意見調整、その提出意見をまとめたものをハーブが徹夜で文書に作成し18日朝、担当者にファックス送信。その指摘リストは、担当者から田中明子氏に、説明の電話の後ファックス送信されたとのことです。

その18日ファックス送信した文面を、編集の上（字幕そのものなどは当然カット省略の上）、ここにお見せします。ゴシック体は*〜*で示し、さらにアンダーラインを施した個所は**〜**で示しました。

*****************************
○○様　（字幕製作の責任担当者氏名）

昨日は大変お世話になりました。
私共は、あの映画を愛するファンとして、TTTにおける日本語字幕が第一部劇場字幕とは比較にならないほど良くなっており、改善されたDVD/VHS字幕と比較してもさらに良質のものに仕上がっているのを見ることが出来て、非常に嬉しく存じます。また、私共の意見を聞く姿勢を示して下さったことに、御社の誠意を見出す事が出来て、感謝と安堵を覚えるものです。

「TTT本編日本語字幕には、もはや誤訳・酷い訳と呼べるものはない」ことを、インターネット上で証言することに致します。

-------------------
さて、よりよい字幕の為に、せっかくお与えくださいました機会を最大限に生かすべく、以下に「*それでもやはりここが引っかかる・気になる*」箇所、「*字幕批判の的となる可能性が高い*」箇所の指摘を致します。

できるかぎり、理由説明と代案提示につとめました。英語スクリプトを読み、聞き取りのできるファンと、英語は得意でないが評論社の訳本を愛読しているファン、その両者が意見一致で「直して欲しい」と感じた箇所です。
田中明子先生にご一読・ご一考をいただけますならば、幸いこれに過ぎたるはございません。

・次ページ以降の指摘一覧は、次のような分類になっています。
・特に修正の必要性が高いもの（=批判回避の効果が高いもの）には、★を付けました。

*Ａ．観客を苛立たせ鑑賞を阻害する『中途停止』文*

例「ここ、見覚えが…」← 見覚えが「ある」のか「ない」のかわからない、この種の字幕は極力避けてもらいたい。ある程度までは許容できるが、一本の映画の中に、*もとの脚本は「何がどうした」がきちんと語られているにもかかわらず、字幕では「何がどうした」が不明の箇所* が合計○○ヶ所にも及ぶのは多過ぎると考える。このように観客に鑑賞を中断して思考を強要する『中途停止』字幕の安易な多用は考え直していただけるよう切に願う。
また、このような『中途停止』文は、*誤訳ではなくとも最近の字幕批判では必ず筆頭に上がる*ものであるため、分類Ａの分を修正するだけでも**批判を回避する効果は多大**。（したがって分類Ａはほぼすべて★）

Ｂ．誤訳ではないが、字幕だけを見ていると誤解を招く可能性が高い表現
ただでさえ場面転換が多い第2部。ストーリー理解の支障となるような訳文は極力排除したい。第1部のように「字幕のせいで分かりにくかった」と思われないために、少なくとも★については修正が必須。

Ｃ．用語・表記上、改善が望ましいもの
難しい漢字・語彙の使用は、この作品ではある程度は避けられないが、その中で必然性が薄いと思われる箇所。また、原作未読者には説明が必要と思われるもの。例：ファンゴルンの森を、「魔の森」とするなど、年少者への配慮があると望ましいのではないかと思える箇所について、訂正ではなく、提案が主だが★については批判回避の意味でぜひ。


（当然これ以下ネタバレのためカット）
*****************************


以上がご報告、次投稿がハーブの個人的判断と意見、そして感想です。

ハーブの個人的判断と意見、次に感想です。

・12/25のいわゆる「公式発表」は、ファンにとっては怒り・不安・強い不信感をもたらすものであったが、これは私も含めた多数が判断したような「改善意志の欠如」によるものではなく、また「事実を隠してごまかしている」ものでもなかった。

1.認識の違い（ファンから言えばあまりの認識不足・現状把握の大幅なずれ・前提の違いと言えるが……）

2.対処手段の拙劣さ（自社ホームページを設置しても伝達手段として使いこなせず、ネット界での意見や議論というものから情報を収集する経験がない。顧客の苦情処理専門部門がないetc.、会社の構造・体質として、ファンとの相互意志疎通に非常な困難があり、それを認識していなかったと
思われる

3.しかし、少なくとも担当者の主観においては、「できるだけの努力をして第２部には良い字幕をつけたい」というのは真実であり、じっさいこの何ヶ月かの間一貫して「できるだけの努力」をしてきたことが判った。
それを逐一、時期を逃さずに報告してくれてさえいたら、私も含めファンは（そして担当者も）どんなに苦労せずに済んだ事か、残念に思う。

4.「これを機会に、今後は積極的に真剣にファンの声を聞く」態度をはっきりと日ヘラは示した。
ハーブは、今後とも日ヘラ字幕製作担当部門に対し、積極的に提案意見を出す、特に、「ネット上での反応の鈍さ」がいかに企業イメージに不利であるかを理解してもらい、公式ページ改善のための具体案とりまとめと提出など、声が届きやすく回答が届きやすい体制づくりに協力もするつもりである。


最後に、まだ信じられない方もあるでしょうし、また全員が満足する翻訳というものがありえない以上、TTT字幕を実際にご覧になった時点ではさまざまのご意見も出ることでしょうが、総まとめとして

★第一部劇場字幕は「下の下」であった。DVD/VHS字幕は「中」＝平均水準クリア、
許容範囲であった。TTT劇場字幕は、私は「上」のレベルに分類してよいと考える。
誤訳はなく、瀬田訳読者への配慮は随所に見られる★

字幕問題に関わってこられたすべての皆様に、このご報告ができる日がついに来たことを、言葉に尽くせないほどに嬉しく思うものです。

---------------------
《追加注記》
とは言っても、誤解しないで、過大な期待はしないでほしい。
☆「最上の字幕」ではないし、もちろん「完璧」ではない☆。だからこそ、多くの箇所を「修正を願いたい」として指摘リストを提出した。

あくまでも『私の基準では（映像翻訳全般の水準として、主観的に、上中下の３等分ランク分けするなら）、上のカテゴリーに入る』ということです。

《追加注記:２》
なお、試写会に行く前は、コンタクトがあったということ自体オフレコということで、こちらに予告や報告は出来ませんでした。当日、インターネットで報告する了承を得たため、今日（1/19）こうしてご報告する次第です。（当日は深夜まで意見交換、ハーブは帰宅後18日朝まで修正要望項目文書作成、送信後さすがに日中はダウンして、ネット上報告のための原稿書きが18日夜、お互いの原稿チェックと意見出し異議出し、そして自サイトにアップ、というのが現時点までの流れです）
皆様にその点のご了解をいただければと存じます。

「信じられない！」と言うような気持ちでいっぱいです。
ここまで来たのですね！今までの努力が報われましたね！
こうしている間にも涙が出てきてしまいます。
ご病気のお子様を抱えてのお働き、本当に頭が下がります。
ありがとうございました！取り急ぎ御礼まで。
ばんざ〜い！！
サイト巡りに行ってきま〜す！

ハーブ様、ゴン様、お疲れさまでした。
ありがとうございました。

＞TTT劇場字幕は、私は「上」のレベルに分類してよいと考える。
誤訳はなく、瀬田訳読者への配慮は随所に見られる
これで安心して映画を見に行けます。
この日が来るのをどんなに待ち望んでいたことか。

結論としては、初期の個別問い合わせやヘラルドあて嘆願書が最も有効であったわけです。最初に声を上げてくださった方々に、本当に感謝。
そして、９月以降に自分がやってきたことが、客観的にはほとんど無意味であったという事実が判明して、どっと疲れが。結果がよかったのだから、努力が無駄に終わったことを喜ぶべきなのでしょうが、感情的には割り切れないです。

＞最初に声を上げてくださった方々に、本当に感謝。

　私もこの場をお借りして感謝いたします。
　皆様本当にありがとうございました。

　そして、これからも宜しくお願いいたします。
　　　　↑これが重要なんですが・・・（笑）

＞結果がよかったのだから、努力が無駄に終わったことを喜ぶべきなのでしょうが、感情的には割り切れないです。

　これもそう思います。
　あのTTT予告の出来の悪さは、一体なんだったんでしょう？？

＞結論としては、初期の個別問い合わせやヘラルドあて嘆願書が最も有効であったわけです。
＞９月以降に自分がやってきたことが、客観的にはほとんど無意味であったという事実が判明して

うーん、それはどうでしょうか。　　　　　　　　　　・・
私は、「初期の個別問い合わせやヘラルドあて嘆願書」だけだったとしたら、それ以降はただ沈静化し誰も何もしなかったとしたら、ここまでになったかどうか、疑問だと思います。特に、9/21リリース（でしたよね？）DVD/VHSが、「直ったといっても不十分！」と声を上げたことは、同じ体制でもさらに良い結果が出ることにつながったと思っています。

＞どっと疲れが。結果がよかったのだから、努力が無駄に終わったことを喜ぶべきなのでしょうが、感情的には割り切れないです。
これは主として海外への働きかけのことをおっしゃっているのだと解釈した上で、私の感じ方を少し言いますと、

・ＮＬやＰＪが、こういう問題が起きた、今後も起こりうるとの認識を持ってくれたことは確かである。これは今後にとって、計り知れないほどの意味を持つことだと思う。

・また私は、某女史の「ネットはやらないので何を言われているか知らない」「私の字幕がベストだ」といった発言は、100％本当なのだろうか？との疑念もあります。虚勢というものと無縁に生きられる人もあれば、それを衣服のように常時、あるいは鎧のように「外では」着込んでいる人もあります。少なくとも、今回のＰＪ発言は（日本のマスコミを通じて）彼女に届きました。

それで本当に、彼女の内面が「平然と」しているとは、私は決めつけませんし、「自分が作成した FotR字幕は少しも悪くなかったのだ、一切の非難は不当だ」と信じつづけている、とは考えられないのです。第２部の字幕を見て、私のごく個人的な、手触りのような感想ですが、「田中氏は良い訳をする能力があり、戸田氏にはそれがない」などということはない。仕事への取り組み方は、同じ人でも１回ごとに違う、いや変わり得るものだ。そして働きかけによって気づいてもらい、取り組み方を変えてもらうこともまた、可能なのだ――そう思いました。

・私はもともとは、「誰の名前があっても字幕さえ良くなれば」という路線のはずだったのに、あの12/25発表がどう見ても「ファンの声は聞いていない、戸田氏は何としても続投を前提とする」と読めたために、激怒にかられたわけです（もちろんその前に、あの『備えは？警告は？』があってこそ、でしたが）。

ゴン様と同じく、私も、フェアでありたいと思います。少なくとも個人であるPJと、TORNでお世話になった人には、今回の自分の経験と見解を伝え、「私は、あなた方が関心を示してくれたことが、彼らに事態の大きさを認識させ、ベストを尽くして良い字幕を作成する努力をさせるのに力があったと思う。そして多忙なPJ監督が日本のファンの手紙を読み、それを認めてくれたことを、私たちは何時までも忘れない」と書くつもりです。

--------------------
個人的に。
白い都様、あなたの手元には、あの Precious が残ったではありませんか。
ね？

>私は、「初期の個別問い合わせやヘラルドあて嘆願書」だけ
>だったとしたら、それ以降はただ沈静化し誰も何もしなかったとしたら、
>ここまでになったかどうか、疑問だと思います。

初期の運動に関わった者として、ハーブ様の見解に賛成します。
たとえば当方は、一連のヘラルド社の対応に疲れ、FOTRのCE/SEE版で
やや気を取り直した矢先のTTT予告編に、
「もうやってられない、今後は吹き替え版のみ見る！」と
完全に外野の立場に退きました。

以来、字幕改善連絡室の署名参加者の立場で事態を追い続けましたが、
一年間ファンの行動を俯瞰した者として、
「初夏に始まった連絡室の海外直訴行動がなかったら、今回の成果は引き出せなかった」
と断言出来ると思います。

まだ自分自身TTT字幕版を見ていないので、
「中の上」（ゴン様）「上の部類」（ハーブ様）の感想とも、
それぞれ”正しい”情報として記憶させていただいております(笑)。

当方は（入り口で止められなければ）1/21の試写会で
字幕を確認出来る予定です。首尾よく見られた折りには、
しっかり感想をご報告したいと思います。

白い都様、「客観的にはほとんど無意味であった」とか「努力が無駄に終わった」とか言うことは絶対ありません。
何故なら、９月以降も続けてこられた字幕改善運動が、多数のメディアに取り上げられ、各方面で注目を集めるようになったからです。これは継続の力に他なりません。そして、そのような方々は、字幕問題が「FotR」に限ったものではなく、外国映画全てに関わる問題であるということをはっきりと認識しておられます。
今まで字数制限や制作期間の短さなどという言い訳のもとに、誤訳だらけの字幕を平気で観客に観せてきた業界に対し、敢然と立ち向かって行ったこの字幕改善運動の大きなうねりは、これからも広がって行くことと確信しています。これは消費者としての権利であり、一部のファンの騒ぎではなく、消費者運動の一環なのです。そして、この字幕改善運動の原点となるのが「FotR」なのだと思います。
一時の興奮が収まって冷静になったと思ったのですが、まだまだ熱くなっているようです。後から読んだら削除したくなるかも知れません。でも一言言いたかった。解ってね＞白い都様

白い都さま

まごっとさんの言う

> 白い都様、「客観的にはほとんど無意味であった」とか「努力が無駄に終わった」とか言うことは絶対ありません。
> 何故なら、９月以降も続けてこられた字幕改善運動が、多数のメディアに取り上げられ、各方面で注目を集めるようになったからです。これは継続の力に他なりません。

の意見に全面的に賛成です。

このお正月に夫の実家にお年賀に行きましたところ、義理父（８０歳）がLotRの字幕のことを話題に出してきました！
彼は大量の本を読み、知的好奇心が強く、National Geographicは英語で読み、全然年寄り臭くない人ですが、映画ファンでは全然ありません。どちらかというと、映画にはまったく関心がないと思います。でも、その人がこの字幕の問題を認識していた。
正直、私はびっくりしました。

これが、白い都さんをはじめ、ずっとこの運動に関わってこられた方たちの努力の成果と言わず、なんと言えましょうか。

改めて、お礼を申し上げます。そして、このことが今後の字幕の問題の原点となって、よりよい方向に向かっていくだろうことを願ってやみません。

白い都様
#1450では、お手を煩わせてしまいました。今度はもう少しお役に立てるときに出てきます。

> そして、９月以降に自分がやってきたことが、客観的にはほとんど無意味であったという事実が判明して、

そんなことはありません！とだけは言っておきたいです。
私が字幕についての活動を知ったのは、１１月に入ってからです。実は、最初はちょっと大袈裟なんじゃないかと思っていました。でも長い時間をかけて、皆さんの根気強い説明を読んで、やっと問題点が分かってきたのです。そして嘆願書作成に携わる皆さんが、あくまで理論整然と、お互いに軌道修正しつつ進めているのを見て、私たちは信頼と好感を持って署名できたのです。ひいてはそれが、マスコミにも好意的に捉えられ、配給会社という一企業がファンと対等に接するという、今まで考えられなかった結果を生むことになったのだと思います。

皆さんが作ってくださった嘆願書・英訳してくださった署名コメントなど、できるだけ読ませていただいています。時間はかかりますが、少しでも英語理解力増強になればと、悪あがきを...(^^;)
これからは作品理解のために、楽しい英語談議が展開できますよう。

ハーブさま、ゴンさま、その他、運動を担ってこられた方々、おめでとうございます。バンザイ！！

字幕が大幅に改善されていたこと、とても喜ばしいことです。そして、何より、日本ヘラルドと「やっと」意志の疎通が図れたことがうれしいではないですか。
それにしても、ゴンさんのところで読みましたが、９月にも実は公式発表があったはずだったとのこと、担当者に指示をしたが、出たかどうかさえも確かめていなかったというのは、あまりにお粗末ではないでしょうか。本当に、あのサイトや掲示板は何のためにあるのか、宝の持ち腐れとはこのことだと思いました。
今どき、インターネットも閲覧さえできないなどというのは、本当のこととも思えないのですが…。う〜ん。悲しい。
そのために費やされた、皆の時間や努力、そしてフラストレーションetc. etc.　
ともかく、今はお疲れさまでした。とりあえず、一息、おつきください。

もう、ＴＴＴは見に行けないかと思っていました。
試写をみて、チェックを見て、これだけの報告書を仕上げて、
ほんとうに大変だったと思います。（それまでのこともあわせて）
まず、おつかれさま＆ありがとうございました。
こころから感謝します。

ハーブさん、ゴンさん、そして字幕改善運動に尽力されているすべて方におつかれさま＆ありがとうと申し上げたいと思います。
もちろんまだRotKもありますしこれですべてが終わったわけではありませんが、努力は無駄にならないのだと感じることができました。

ハーブさま、ゴンさま。本当に有難うございました。

本来であれば、ただ純粋に楽しむためだけに観るべきであった映画を、そのようにしてご覧にならなければならなかったとは、さぞお疲れであったことでしょう。今はゆっくりとご休養なさってください。

まさかこんな朗報を聞けるとは思ってもいませんでしたので、
何から言えば良いのやら…喜びゆえのパニックに陥っております☆

でも何より、まずは感謝の言葉を。
お忙しい中(特にハーブさまはお子様が大変な状況だというのに…(;_;))、本当にありがとうございました。

そして、字幕改善のために草の根運動を続けてきた全ての皆さんに、心からの感謝を!!
おめでとうございます、万歳、万歳、ばんさーい!!

言いたい事は多々あれど、その話はまた今度の機会に致しましょう。
本当に本当にお疲れ様でした、しばらくはゆっくりお休み下さいませm(_ _)m

　色々と大変なおりに、どうもお疲れさまでした。
　まずは朗報、大変嬉しく思います。こういうサイトを立ち上げ活動した結果、きちんと成果を得ることが出来たということは非常に意義のあることでしょう。これが契機となって、今後の字幕制作環境が改善されることとなればと思います（しかし、それはもはやこのサイトが行うことではなく、日本映画界が行うべきことでしょうが）。
　また、日本ヘラルドもファンとのコミュニケーション能力はともかく、その姿勢が誠意のあるものだと確認でき安心いたしました。今後は、今回の事例を生かして、映画ファンへの説明責任のあり方とその方法を、社内で十分に検討していただければと思います。

　しかしながら、第３部も同じようにチェックをすることになるのでしょうね。今からエールを送っておきます。「頑張って下さい！！」（笑）

よかった。
本当にありがとうございます。
ゴン様、ハーブ様、そして字幕問題に取り組まれ続けられました皆々様、心より御礼申し上げます。
　努力によってことは改善できる方向に向けることが出来ること、改めて実感し、心を尽くし努めることの大切さを深く感じております。
　実際、2月22日からの公開が待ち焦がれます。
　ひと言、お礼を申し上げたく、お邪魔をさせていただきました。

「それとは全く別に、昨日今日すごく大変だったのですが、今日は報告もできません。明日か明後日には、と思っています。（思わせぶりですみません、とりあえず忘れて下さい）」
のOFF板書き込みで期待はさせていただいておりましたけれど
この上も無い結果で大きな山を乗り越えられたようで
本当にありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。<§_ _§>

実は、英語音痴のくせに、外まで『TTT』を観に行ってしまったわたくしなのですが、あの初回の「原作をこう変えたか？＞ＰＪ」の想いも、あの素晴らしい映像にただ口をあんぐりあけて見守るだけの至福の時も、ハーブ様から奪ってしまったのだということは、本当に本当に申し訳なさでいっぱいです。

ただ・・・原作とかなり違うＴＴＴなので、わたくし自身は１回目よりは２回目、２回目よりは３回目とどんどん好きになっていったということで、これからハーブ様にもごゆっくりお楽しみいただけたらと願うばかりです。

まだ大仕事が残っていらして申し訳ないですが、どうぞＰＪやTORnのみなみなさまによしなにお伝えくださいませ。

ハーブ様、ゴン様、本当にお疲れ様でした＆ありがとう
ございました。

社内試写会の報告を読み、何だか信じられないような
気持ちでいっぱいでした。
今まで、ヘラルドの対応について、不信感しか持っていません
でしたが、二部公開間近になり、蓋を開けてみれば
予想以上に喜ばしい結果が待っていたなんて驚きです。
何よりも、映画そのものを劇場で楽しく、安心して観られる
ことこそが一番の目的だったと思うので、（ＴＴＴでは）
それが叶えられる（もちろん完全ではなくても）ことを
確認できて良かったと思います。

ここまで、たくさんの時間と労力を使ってこられたことと
思います。どうかゆっくり休養なさってください。

ハーブ様、ゴン様、そしてこの運動に関わってこられた全ての皆様に心から感謝いたします。

これだけ沢山の皆さんが、自分の時間や生活を犠牲にしてまで続けてきた行動が無駄だったなんて事は絶対にないと私も信じます。
私はひねくれ者かもしれないし、実際に会ってもいない人間が言う資格はないかもしれませんが、こういう状況下の「企業」側の回答の１００％を信じる事が出来ないので、この運動がなかったら、この結果は出ていなかったと思うのです。やる気があったなら、もっと早くに出来ていたと思えるから。
そして、しほ様の書かれたように、本来、純粋に楽しみたかったであろう初めてのＴＴＴとの出会いを、あのように冷静・客観的に分析しながら観なくてはならなかった事を心から申し訳なく思っています。
もう、こんな事が起きないように、この事がきっかけとなって、ＮＨ社だけでなく、Ｔ女史だけでなく、全ての方々に、企業に、良い風が吹く事を祈ります。
心配のタネを探せばきりがありません。しかし今はひととき、ゆっくりとご自分の為にご自分の時間を使って下さい。

ありがとうございました。

ありがとうございました！！
ゴン様ハーブ様白い都様、そして字幕改善にかかわってこられた皆様のおかげです！
これで字幕版、見に行けます。人にも勧められます。
ありがとうございました！！

まだこちらの掲示板でお祝いと御礼を申し上げていませんでした。
ハーブ様、ゴン様、試写会での字幕チェックと詳細な報告、ありがとうございました。
この活動が、LOTRへの情熱に支えられながらも、地に足のついた理性的なものだったからこそ、実を結んだのだと思います。私も学ばせて頂かなくては…

長い努力が実って、TTTに真っ当な字幕が付くことになって嬉しいです。おめでとうございます。

字幕問題を知り、活動中身を知ったのは１１月ぐらいだったと記憶しています。何も活動に参加していないに等しい身ですが、DVDの発売を待って吹き替えと同時にスクリプトをチェックする必要が無くなって、映画を劇場で楽しむことができる幸せを心から感謝します。

ハーブ様、そしてゴン様

数日、個人的事情でネットに繋げなかった間に急展開で・・・驚くやら、ほっとするやら。
この度は、色々とありがとうございました。そして大変お疲れ様でした。
お二方の今回の作業が、より良い字幕に改善されることに直結する事を心より願っております。

試写会版には間に合わなくても、一般上映版（大量プリント）は、お二人が御覧になったものよりも、更に良くなるといいですね！

とり急ぎ、まずは御礼まで

これまでの努力、苦労、お疲れ様です。
良い結果がでて本当に感謝しています。

今、世の中が少しも良くならない、何をしてもかわらない、ことが多い中で，一服の清涼剤になりました。

これが、映画企業と消費者の良き関係の始まりになればと思います。
良い映画により良い字幕が付き、消費者が安心して映画が楽しめるようになることが、また映画産業を盛り上げていくことになるでしょう。

ＰＳ：ただ、少し気になるのですが、本当のところ戸田氏はＴＴＴの字幕と翻訳の関わり具合がどの程度だったのでしょうか？あと彼女は今回のことをどう思っているのでしょうか？コメントないと思いますが、聞いてみたいですね。

まずは,みなさんおめでとうございます,と申し上げます。

ハーブさんのご報告を拝見して,少々疑問を感じました。
それは「今回ハーブさんとゴンさんが提出した意見は,ちゃんと取り上げられるのか,あるいは少なくともまじめに検討されるのか?」ということです。下にその理由を挙げますので,もし疑問を払拭するような情報をお持ちでしたら教えていただけると嬉しいです。（わたしの情報読み落としからきた誤解でしたら,申し訳ないですが・・・）

そう思った理由は
１．公式試写会まであと１０日，先行オールナイトまであと２５日で指摘内容の検討，字幕訂正ができるのでしょうか?（先行オールナイトには間に合いそうには思いますが）

２．ハーブさんとゴンさんの指摘は,なぜ「田中氏」に送られ，最終決定権者である「戸田氏」に最初に送られないのでしょうか？

３．ハーブさんとゴンさんの指摘がちゃんと考慮されたということを,私達はどうしたら知ることができるでしょうか?
（つまり,今回の件は単なるパフォーマンスで,指摘のFAXはゴミ箱に直行しているのではないか,という恐れを払拭できるようなフィードバックがヘラルドがわからあればよいな,と思っています。多くを望みすぎ，かもしれません。)
今回の指摘に関する検討結果が,日本ヘラルド側からハーブさん,ゴンさんに連絡されることになっているならよいのですが。

以上，水をさすようなことばかりいって申し訳ありません。心配性なんですね,きっと。

miucca さま、疑問を持たれるのは当然です。
この場で皆様にも申し上げたいのですが、さまざま疑問・疑念をお感じになるのは自然なことですし、皆様にはそれをお尋ねになる権利があります。しかし私共には、私には、それら全部に答えることはできないでしょう。

推察でものを言うことは、今の時点では極力避けたいですし、業界人でも社員でもない私の知識はしょせん伝聞です。ご質問を受けて困る場合も多いと思いますが、できる範囲でお答えします。

＞「今回ハーブさんとゴンさんが提出した意見は,ちゃんと取り上げられるのか,あるいは少なくともまじめに検討されるのか?」

私の見解：今回は、最初から「大量にプリントする前の字幕を見て意見を聞かせて欲しい」と言われた。つまり、時期的にはぎりぎり直しの可能なタイミングということである。現に筆記用の特別な席を用意され、その後意見を聞くための場が設けられた。字幕原稿そのものは門外不出であることは当然だが、私があらかじめ求めた通りにそれを渡され、私たちがメモ及び持参の英語字幕と突き合せる作業の時間を無制限に取ってくれた。
このことから、
＞単なるパフォーマンスで,指摘のFAXはゴミ箱に直行しているのではないか

とは、『私は』考えていません。

また私は「だまされはしないぞ、懐柔されてたまるものか」という気で、相手をしっかり観察する事で真意をさぐろう、という心構えで臨んだ事も付け加えておきたいです。表情、口調など、その場に居なかった人を説得できる材料ではないのは承知していますが、私は担当者に「だます、ごまかす」という意図を（注意深く探しても）感じられませんでした。はっきり言えば、「この人は本気で良い字幕にしたいと思っている（驚き）。どうしてそれをもっと早くもっとちゃんと伝えてくれなかったんだー！！！」でした。
しかし私が直接会って話した担当責任者は会社人であって、翻訳家でも文筆業でもありませんから、「検討」するのは彼の任ではありません。（ファックスが田中先生に渡される、というのはオフレコ確認しなかったのでもしかしたらこのような場所で公開すべき情報ではなかったかもしれないのですが）私に分かるのはファックスを送ったら、間もなく担当者から丁重なお礼の電話があり、「田中先生にご説明して送信しました、今後もいろいろとご意見を聞かせてください」と言われた、そこまでです。そして私は、字幕原稿の最終決定者が誰であれ、私たちの提案が取合ってもらえない可能性は最初から覚悟の上ですし、そうなっても非難しようとは思いません。

蛇足として私のスタンス：嘆願書でも抗議文書でも誤訳指摘でも、私個人は「相手にされようとされまいと、やれるだけやる、言うだけは言う」でやってきました。消費者の意見が企業に取り上げられる方が異例のことだと認識しています。また、プロが素人の意見に耳を傾けるかどうかは、その人の仕事の実力とは無関係だと思っています。
--------------------------
＞２．ハーブさんとゴンさんの指摘は,なぜ「田中氏」に送られ，最終決定権者である「戸田氏」に最初に送られないのでしょうか？

理由は推察できますが、推察でしかないので、発言を控えさせてください。すみません。

＞３．ハーブさんとゴンさんの指摘がちゃんと考慮されたということを,私達はどうしたら知ることができるでしょうか?

私はいちばん早い機会として先行上映（2/15）に行きます。そして、そこで見た字幕をもとに、ご報告をするつもりでおります。それまでは、今のところ、私には確認手段がありません。もしも、担当者から連絡があってネット公開の了承があれば、もちろんそれもご報告します。

しかし今回はあくまでも、たった二人のファンのその場での意見です。皆様の意見を集約し検討と議論を重ねたものであれば「取り上げられるか否か」は大問題ですが、企業または字幕製作者に、１ファン×２、の意見を考慮する義務があるとの信念を私は持ちません。平たく言えば、もし聞いて貰えたら大事件、天にも昇る心地がするだろうと思っています。

> 今回の指摘に関する検討結果が,日本ヘラルド側からハーブさん,ゴンさんに連絡されることになっているならよいのですが。

結果を伝えてくれとは要求しませんでした。
劇場公開されたら見に行き、結果をたしかめるつもりです。

> 以上，水をさすようなことばかりいって申し訳ありません。心配性なんですね,きっと。

いえいえ。これまで改善運動に関わってこられたかたは誰しも、私も含めて、劇場で実際に字幕を自分の目で見るまでは、手放しで安心できない部分があると思います。

お忙しいところ丁寧にお返事いただきまして,ありがとうございました。

TTTの予告編字幕をみたときに,「田中氏の監修をつけてこの程度!？監修つけても意見をとりあげないんじゃ,意味ないじゃない」と思ったので,今回の件もそれと同じ結果（意見聞くだけは聞くけど，最終的に製品に生かせない）になるのでは,と心配になっています。
（田中氏の監修については意見をとりあげなかったのか,それとも,とりあげてあの状態なのかは,定かではないですが）

ハーブさん,ゴンさんのご報告で字幕のレベルがアップしたことは分かりましたが，お二方の指摘のなかにA（途中停止文が多い）やB（ストーリー理解の支障となる訳文）があるからには,ハーブさんのお考えが「私たちの提案が取合ってもらえない可能性は最初から覚悟の上ですし、そうなっても非難しようとは思いません。」であっても,是非これらの指摘を取り上げて欲しいと思ってしまいます。

今までユーザーの声を気に留める意識の少なかった会社が,組織としてその点を改善できるようになるには,まだまだ時間がかかることでしょう。ですが,少なくとも日本ヘラルドの字幕担当者の方は、「できるだけの努力をして第２部には良い字幕をつけたい」と思ってくださっていることが分かってよかったです。

12/25公式発表より
>1月中旬にはプリントに日本語字幕を打ち込んで試写をし、最終の手直しを行った後、完成原稿とする予定です。

先日の私とハーブさんの作業は一応、「最終の手直し」の中の参考意見の一つといった形になるのでしょう。最終の手直しをする時間が、あらかじめ組み込まれていることは確かですね。

自分の目で見るまで、完全に安心できない部分はあるかと思いますが、私は少しリラックスできました。今度は映画鑑賞として楽しみたいな^^

これは掲載されたものではありません。私が送っただけですが、ご報告します。この件についてはすでにBunnyfoot 様のお書きになったものが掲載されています（連絡室参照）。前回と同じく、事実をふまえて行き届いた英文であったのに、ハーブはつい、動揺してあらぬことを口走ったレスをつけたことを、改めてあ、クマ犬様とヘイゼル様にお詫びするものです。

以下、ハーブより Tehanu へのメールとその和訳
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Hello, Tehanu

Sorry I'm late. Bunnyfoot has already reached you while I was occupied
with reports to Japanese fans, answering their questions and e-mails.
My head still reels.

So this is my personal thanks to you and your colleagues, not news.
Many, many Japanese fans are gratefully aware that you have played
a great part in helping our movement for better and proper subtitles
on LotR.

Your article led us to find PJ's interview on the Web, next our joyous
tremor caught attention of Japanese journalists, and their reports
shook Toda and the distributor.

My personal belief is that it gave them a sense of crisis to make
the final effort to do the best they could. They found themselves
watched from more than one direction, and therefore they had to prove
their new system with 'The Two Translators' worked.

Yes, I here admit: No more terrible mistranslation is seen on TTT !

The subtitles this time convey fairly well what is being said, if not
all the nuances in certain lines (Gimli does not make the audience laugh,
for example, when he is supposed to).
Fans who know better than asking for perfection will, I'm sure, find
the subtitles quite acceptable even though they are not as good as the
movie deserves (that cannot be expected or even possible. TTT is too
fabulous!).

And I also apologize for being too hasty to conclude that the Japanese
distributor was ignoring us fans. They had in their history never
confronted anything like petitions and protests. It took them quite a
while to realize the fact, and even longer to find a way to answer us.
This absence of reaction gave us unnecessary frustrations which led to
anger and harsh words. But things are beginning to change, and
I'm thankful about it.

One remaining mystery is: The Japanese distributor, Nippon Herald Films Inc.
were not lying in their announcement that PJ had not made any contact
with them. Did he simply drop a bombshell (as a paper in Japan
described) and let it work ?

Now that I have got the result, which turned out far better than the
work on the trailer for TTT, I no longer insist on replacement of
the translator in name. (Please note that this opinion of mine does
not necessarilyrepresent the majority.)

I am greatly relieved, and I wish all the fans in Japan could see
TTT and its translation with their own eyes sooner.
The release in Japan is still one whole month ahead.

Herbalist
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[ ] 内は和訳時の補足、（　　）内は文中にあるままです

Tehanu 様

遅くなってごめんなさい。Bunnyfoot さんはもう知らせを届けたのですね、私は日本のファン達に向けての報告を書き、質問やメールに答えるので手一杯だったのです。まだ頭がくらくらしています。

だからこれはニュースではなくて、私個人から、あなたとTORn の皆さんへのお礼状です。とても多くの日本のファンが、自分たちの字幕改善運動にあなた方が大きな役割を果たしてくれたことを、感謝の気持ちで意識しています。

TORn の記事があったから、私たちはPJ監督のインタビュー[映像]をネット上で見ることができました。次に、私たちの喜びの大騒ぎが、日本のジャーナリストの注意を惹き、それが記事となって、戸田氏と配給会社を揺さぶりました。

私の個人的な考えですが、そのことが彼らに危機感を与え、最終的には出来る限りベストを尽くす努力をもたらしたのだと思います。幾つもの方向から注目されているとなれば、今回の『二人の翻訳者』方式が、しっかり機能することを証明しなくてはならなかったわけです。

そう、私はここに認めます：TTTにはもはや、酷い誤訳は[ひとつも]見られません！

今回の字幕は、[出演者の]言っていることをかなりちゃんと伝えるものです。特定の台詞についてはニュアンスが全部伝えられないにしても（たとえば、ギムリが笑わせてくれるはずの場面で観客が笑わなかったり）。
完璧なものを求めることはできないと承知している [＝それだけの分別のある] ファンならば、今度の字幕には納得*してくれると私は確信します。TTTが値するのと同じだけ良いとは言えなくとも、です。（それは期待できない、というか無理な話でしょう。TTTは凄すぎる！）

また、私は「日本の配給会社はファンを無視している」との結論を急ぎ過ぎたことを謝罪します。彼ら[＝日ヘラ]の歴史において、嘆願とか抗議とかは全く経験のないことでした。彼らが事実を認識するまでにはかなり時間がかかり、私たちに答えるにはもっと時間がかかりました。この『反応不在』が不必要にファンの不満をつのらせ、それが怒りや激した言葉 [＝痛烈な非難] に至ったのです。しかし、状況は変わり始めました。私はそれをありがたいと思います。

一つ残る謎は：公式発表中で彼らが、PJからの連絡はなかったと言ったのは嘘ではありませんでした。果たして監督は爆弾を落として（これは日本のある新聞が使った表現です）、それが効果をあげる*に任せただけなのでしょうか？

さて、こうして予告編の字幕よりもずっと良い結果を得たからには、私はもはや、字幕作家の名目上の交替を何が何でもと要求することはやめます（注：これは私の意見であって、必ずしも多数派を代表するものとは限りません）。

私はとてもほっとしています。これで日本のファン全てが、TTTとその訳とをすぐにも見られるのならいいのに。
何しろ日本公開はまだ、丸１ヶ月も先のことなのです。

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*「acceptable だと思うだろう」形容詞：受け入れられる、（一応）満足できる、好ましい、など訳語の幅が広いので使った
* let it work 同じく訳語の幅が広過ぎてここには書けない。人間ではなく「物事」を主語とする場合の動詞 work の訳は、できたら一度辞書でご覧下さい。

皆様ご承知と思いますが、この手の英文では敬称抜きが普通、しかし日本語では呼び捨ては無礼、なので、もとの英語になくとも和訳中では「Tehanu 様（単なる書き出し）」「戸田氏（私は基本的にこう呼んできました）」となっています。