| 2005/03/21(Mon) 01:32:41 編集(投稿者)
No.2975のご指摘を受けた修正と、その他細かい点(右寄せカッコ和訳のカッコがとじてないとか、鑑賞が干渉になってたのを発見したとか)直しました。 現時点最終更新:3/21、0:50 です。
前回アップと一番大きい違いは、最後の最後に代案がなかったのを、つけたことです。説明させていただきます。
★★【ミュージック・オブ・ザ…】
【 …ナイト!】
これが最初に出るのはクリスティーヌをベッドに横たえて紗の帳を下ろすシーン、ここは
【お前の力を借りて創ろう】の直後なので「夜の調べを」なんですが、ラストは 【これで幕は下りた】に続かないとならないので、「〜を」ではダメなんですよね。
で、「終わり」を入れたいというご意見がNo.2697にあったのを思い出して、反対意見はないことを確認、かつ「幕は下りた」(これ好きなんですけど)だと、そこで完結してしまって次が「〜は」でも「〜を」でもうまくない。「これで終わりだ」とすれば、「〜は」と続けることができる。
さてここで迷ったのが「夜の調べ」か「夜の音楽」か、です。定番が「調べ」なのは承知しております(lot667様も、浅利氏訳も「夜の調べ」でした)。しかしそれぞれ
>わが愛は終わりぬ 夜の調べとともに >夜の調べは もう響かない
と、美しく意訳されております。
『総覧』では(言うまでもなくあのしとだからこそですが)「勝手に変えるな、付け足すな、原文の意味を可能な限りそのまま伝えろ」と主張しておりますし、どのみち字数をそうふやすわけには行きません。そこで並べてみて
これで 終わりだ / 夜の調べは これで 終わりだ / 夜の音楽は
最後に鏡を叩き割って何処かへ去る「あの」ファントムをイメージした時、「終わった」のは確かだけれどそこにあるのは絶望だけではなく、今までの自分に訣別する、今までの「夜」から踏み出す、という意味を見て取ることが可能だと思うんです。そこへ、「音楽の天使」「音楽の玉座」「この王国では音楽にすべての敬意が捧げられる」といったフレーズを思い出すと、訣別するのは「夜」と「音楽」がすべてであった今までの自分、なのじゃないかという気がしてきて…結局、
代案:これで終わりだ 夜の音楽は
としたのでした。これでは許せないという方、いらっしゃるでしょうか…でしょうね… すでに書きました通り、連署してくださる方には発言権(拒否権)があります。としか言えない私をお許しください。
|