1/31のメッセージ（2003/1/31記）
今回のメッセージは、「最近字幕問題を知った」という方々に向けられたものです。
（できれば「管理人からのメッセージ」は時間順にお読みください）
以前から字幕問題に関心のあった方には何一つ目新しいことのないまとめですので、お読みいただくには及びません。
前回、
＞この、12/18時点で書かれたハーブの見解と姿勢が、日本ヘラルドの公式サイトにおける12/25の発表を受けてどう変わったか。それは次回この場にアップ予定です。
と書いてからの１ヶ月間、12/25〜1/25 あたりというものは、想像を絶するめまぐるしさで翻弄されました。結局、予告した当サイト管理人の感情的メッセージを書く暇がないまま、事態が急展開した結果になったわけです。
不完全な時系列報告を以下にまとめました。
12/25 日本ヘラルド映画LotRウェブページにおいて『公式発表』。
ただちにファンの怒りの声殺到、署名も倍増ペースとなり、「字幕改善連絡室」では急遽第２回のPJ監督・NL社宛送付を繰り上げて行う事を決定、無理なペースで英文の『新規・状況報告嘆願文』作成と、署名者のコメント抜粋英訳を進める。1/10 送付。
公式ページの掲示板は年末にシステムダウン閉鎖、２週間後年明け再開と同時に非難再度殺到。
1/17 日本ヘラルド製作部からの連絡を受け、「字幕改善連絡室」主宰ゴン・「英語工房」主宰ハーブの二名、社内試写会に招待され、TTT字幕チェック、担当者との話し合い、改善提案提出の機会を得る。一連の報告を1/20、両サイトにアップ。
http://miyako.cool.ne.jp/cgi-bin/treebbs/treebbs.cgi?log=1893
http://herbs.la.coocan.jp/cgi-bin/treebbs/treebbs.cgi?log=1462
要点は、「TTT字幕に誤訳・酷い訳は見られない」「日本ヘラルドはかなりの努力をしていた」である。引き続き、初期の署名取りまとめ代表者であった旧・サックビル＝バギンズこと現・鉄の足ダイン氏、同様に試写会出席、サイト『魅惑のFotR日本字幕版』において「鑑賞を阻害しない字幕」との評価を明言。
抗議運動沈静化。「2/15（先行上映）・2/22（一般公開）で自分の目で確かめるのを待つ」姿勢が現時点での主流と思われる。
以下は別のスタイル（表現形態）による、同じくらい不完全なまとめの試みです。
・12/25のいわゆる「公式発表」は、ファンにとっては怒り・不安・強い不信感をもたらすものであったが、これは私も含めた多数が判断したような「改善意志の欠如」によるものではなく、また「事実を隠してごまかしている」ものでもなかった。
1.認識の違い（ファンから言えばあまりの認識不足・現状把握の大幅なずれ・前提の違いと言えるが……）
2.対処手段の拙劣さ（自社ホームページを設置しても伝達手段として使いこなせず、ネット界での意見や議論というものから情報を収集する経験がない。顧客の苦情処理専門部門がないetc.、会社の構造・体質として、ファンとの相互意志疎通に非常な困難があり、それを認識していなかったと思われる。
3.しかし、少なくとも担当者の主観においては、「できるだけの努力をして第２部には良い字幕をつけたい」というのは真実であり、じっさいこの何ヶ月かの間一貫して「できるだけの努力」をしてきたことが判った。
それを逐一、時期を逃さずに報告してくれてさえいたら、私も含めファンは（そして担当者も）どんなに苦労せずに済んだ事か、残念に思う。
ともあれ、物を言うのは結果として出来上がった字幕の水準です。今までにLotRにつけられてきた字幕と比較して、最新字幕には顕著な「品質改善・向上」が認められる以上、当サイト管理人としては『LotR字幕抗議のための』活動は終息、少なくとも当分休止に入ることと致します。
以上は当サイト掲示板にて既出、すなわち以前から字幕問題に関心のあった方には先刻承知の情報、がほとんど全部というていたらくで、申し訳ありません。
（私的状況：気抜け状態から脱却できず）
管理人 拝
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