字幕糾弾・改善運動のこれまでの経緯


不吉な兆候 〜 先行上映から一般公開まで

--- 2002年 ---
2002/2/下先行上映を見たファンから、早くも字幕への疑問の声が上がりはじめ、それがネットに広まる。
2002/3/2一般公開と同時に、原作未読者から不評の声、原作既読者から非難の声があがる。
2002/3/4Yahoo掲示板でも「吹替版がよい」という評判が高まる。

反乱の勃興 〜 一般公開直後

2002/3/4日本ヘラルドへの公開質問状の準備が始まる(黒きヌメノール人 氏)。
2002/3/5Yahoo掲示板で具体的な「字幕糾弾」が始まる(サックビル=バギンズ 氏)。
2002/3/6「戸田奈津子に物申す!」サイト立ち上げ(すみーがる 氏)。
※現在は、「日本ヘラルド株式会社にもの申す!」に改称
2002/3/6日本ヘラルドへの公開質問状、送付(黒きヌメノール人 氏)。
2002/3/9日本ヘラルドより回答。一部が公開される(同上)。
2002/3/9字幕問題に関する先達のみなさんのサイト、あいついで立ち上げ(ホビット愛 氏、サックビル=バギンズ 氏)。
2002/3/下Rachel Lee氏とのメール交信。後の署名運動の萌芽。

反乱勢力の拡大 〜 大ヒット上映中!の裏で……

2002/3/14サックビル=バギンズ 氏サイトにて、字幕改善を求める署名運動開始。
2002/4/20「The Two Towers」の予告編公開開始(字幕での上映劇場のみ)。予告編にも致命的な誤訳のあることが判明。
2002/4/18字幕への抗議運動がマスコミでも取り上げられ始める。
2002/4/21「The Seat of Kings」で署名運動開始。
   ページはまだ残っていますが、署名自体はすでに終了しています。
2002/5/30サックビル=バギンズ 氏サイトの署名、送付。

一筋の光明、それとも…… 〜 公式回答とその後

2002/6/7署名に対し、日本ヘラルドより回答。一般公開できないことが判明。
2002/6/13日本ヘラルド公式サイトにて、DVDと第2部・第3部に関する発表。
2002/6/中公式発表以降も、字幕に関する不安は残る...。
2002/7/4「映画LotR日本語字幕討論」ML開設。
2002/7/7「FotR字幕抗議RING」設置(現在は「洋画字幕に注目するWeb Ring」)。
2002/7/20劇場にて、第2部「The Two Towers」予告編の一般上映開始。
2002/7/20当サイトの立ち上げ。
2002/8/1字幕改善連絡室にて、Peter Jackson宛て嘆願書の署名運動開始。
2002/8/20「DVD&ビデオでーた」9月号にて、DVDは「原作により近い和訳バージョンでリリースされる」との記事掲載。
2002/8/23PJ宛て嘆願書、150名の連署とともに送付。
2002/8/23ニューライン・シネマ宛て嘆願書、送付。

DVD/VHSのレンタル〜販売開始

2002/9/21DVD/ビデオのレンタル開始、字幕は大幅に改善。
2002/9/25DVD/VHSでの字幕修正に関する管理人ハーブの投稿がTheOneRing.netとTolkienMovie.comに掲載される。
2002/10/2DVD コレクターズ・エディション販売開始。
2002/10/7脚本家の一人 Philippa Boyens さんから、白い都氏宛てに返信があり、「監督あるいは周辺の関係者が嘆願書や署名を読んでいる」ことが初めて確認される。

第2部 The Two Towers 公開へ向けて

2002/10/10日本語公式サイトで、TTT新予告編の日本語解説ページ(字幕に相当)が公開される。
2002/10/12鉄の足ダイン氏(旧ハンドル、S=バギンズ氏)、サイトを刷新し活動再開。ただし本人は「野次将軍に移行」とのこと(本人談)。
2002/10/18TTT新予告編の字幕付きバージョン、吹き替えバージョンが公開される(RealPlayer)。
2002/10/25管理人ハーブの2度目の投稿がTheOneRing.netに掲載される(TTT新予告編の字幕に関するレポート)。
2002/11/11字幕改善連絡室にて、「TTT・RotKによい字幕を!」と題する新たな署名運動スタート。
2002/11/23TTT予告編の劇場公開スタート。日本全国の「ハリーポッター」上映館などにて。公式サイト掲載のものと同バージョンだが、字幕は一部変更されている。
2002/12/3「TTT・RotKによい字幕を!」の署名第1弾が、日本ヘラルド、PJ、ニューライン・シネマ宛てにそれぞれ送付される(署名数=146)。署名運動は引き続き継続中。
2002/12/4DVDエクステンド・エディション(SEE)日本語版発売。追加映像分の字幕については、FotRのような致命的な誤訳はなかった模様。
2002/12/6ニューヨークを皮切りに、パリ、ウェリントンその他世界各都市にてTTTプレミア上映開催。
2002/12/12監督 Peter Jackson 自身が「日本の翻訳者は交替させた」と発言。ニュースソースは、TheOneRing.netのこの記事。第一発見者は、大ガラス氏。Thanx!
2002/12/15PJの「字幕作家交替」発言を、TVNZのサイトのムービーで確認。第一発見者は、baldhatter 氏。Thanx!
2002/12/18字幕作家交替の件について「サンデー毎日」ライターより取材の申し込みあり。ハーブの回答はすべて「英語なんでも板」のツリーに内容を記載
2002/12/19「TTT・RotKによい字幕を!」の署名に対し、日本ヘラルドより回答あり。ただし内容は非公開。
2002/12/20未確認情報ながら、戸田氏がTTTの翻訳を進めているという情報があり、PJ発言の効力と日ヘラ、ニューライン・シネマの対応についての懸念が急浮上する。

The Two Towers 公開目前の年末...

2002/12/24「サンデー毎日」(2003/1/5-12合併号)に、3ページにわたり字幕問題の記事掲載。管理人ハーブへの取材と応答の経緯は、こちら。記事内容の詳細は、こちら
2002/12/24この日「関係者試写会」が開かれた模様。
2002/12/25映画公式サイトに、字幕制作に関する公式発表が掲示され、以下のように声明される。
1. TTTの字幕は、田中明子氏と評論者の監修のもと、戸田氏が最終仕上げ行うこと。
2. PJ発言は日ヘラにとって「寝耳に水」であったこと。
3. TTT予告編の字幕も、1.と同様の「万全の態勢」で作成されたこと。
2002/12/26映画公式サイトの掲示板に公式発表に対する非難の書き込みが殺到。ログの一部削除を繰り返した後、正午頃に閉鎖される。
2002/12/28公式サイトの掲示板に告知「復旧に2週間ほど要するため、現在は閲覧のみ可能」と。公式発表に対する非難の書き込みは、そのまま残っている(すべてかどうかは未確認)。
2002/12/28管理人ハーブの、公式発表を受けた投稿がTheOneRing.netに掲載される("Bad News from Japan")。
2002/12/29ハーブの投稿に対する反論と戸田氏擁護論が、TheOneRing.netに掲載される("Japanese Translations Improving? Now, in Greece.....")。

...そして The Two Towers 公開の新春 〜 運動は収束へ

--- 2003年 ---
2003/1/6この頃、メール作戦のうち、WETAに宛てた分について何人かに返信あり。詳細は、こちら
2003/1/8公式サイト掲示板、予告どおりちょうど2週間で再開。
2003/1/9TheOneRing.netに、Bunnyfoot氏の投稿"All is Still Not Well: Japanese LOTR Fans"が掲載される。Tehanu氏からBunnyfoot氏に届いた私信メールについては「英語なんでも板」のこちら
2003/1/10TTTの公開日、ようやく公式に2/22と決定。先行上映が2/15
2003/1/10「TTT・RotKによい字幕を!」署名の第2回分(1〜386のコメント)、ニューラインとPJ宛てに送付。
2003/1/12The Japane Timesに、"Rings fans put 'subtitles queen' to sword"と題する記事が掲載
2003/1/19「字幕改善連絡室」のゴン氏とハーブが試写会に出席し、字幕の出来を確認するとともに、改善案を提出。1/23にはダイン氏も試写会で字幕を確認、翌日には自サイトにて「安全宣言」を発する。
2003/1/20TheOneRing.netに、1/19時点での状況に関する投稿が掲載される。投稿者は、Bunnyfoot氏。
2003/1/21マスコミ向け"完成披露試写会"開催。
2003/2/1一般向け試写会スタート。
2003/2/22『二つの塔』劇場公開。
2003/10/1『二つの塔』DVD-CE発売。

...The Two Towers DVD-SEE発売 〜 字幕批判ふたたび 〜 そして...

--- 2003〜2004年 ---
2003/12/3『二つの塔』DVD-SEE発売。追加シーンの字幕に、劇場公開部分との著しい落差が見られ、沈静化していた字幕批判の声が再び上がる
2003/12/18日本ヘラルドに対し、TTT-SEEの追加シーン字幕に関する具体的な指摘リストを送付(同リストは、2004/1/6、担当者に直接手渡し)。
2004/1/6ゴン氏、ダイン氏、ハーブが試写会に参加し、修正意見を提出。字幕については、TTT劇場版よりさらに向上していることを3名が確認。
2004/2/14『王の帰還』劇場公開。
2004/3/10日本ヘラルド、角川グループの傘下に入ると報道される