▼スレッド
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└◇221:フィリパさんから返事が！  [白い都（転載）] 10/07 01:14

　├◇222:Re:祝！＋お答えします [ハーブ] 10/07 01:26
　│└◇223:内容について [ハーブ] 10/07 02:24
　└◇224:お礼の文案ですが [ハーブ] 10/08 01:43
　　└◇225:Re:お礼の文案を是非使わせてください [白い都] 10/08 08:54
　　　├◇227:最高！MY PRECIOUS! [ハーブ] 10/08 10:34
　　　└◇232:お礼の文案（決定？） [ハーブ] 10/09 02:17
　　　　└◇233:Re:お礼文を出しました（10/9） [白い都] 10/09 18:38

（手紙作成ツリーの末尾に、白い都様が報告のご投稿を下さったのですが、
素晴らしい大ニュースなので新規にツリーを立て、ここにNo.219を転記させていただきました）
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No.219　 Re:フィリパさんからの返事（９／２６付け）
発言者： 白い都
発言日： 2002 10/07 00:55

１．脚本家のフィリパ・ボウエンズさんから９月２６日付けでお返事をいただきました。
内容は公開しても差し支えない（というか、当たり障りのない内容）と判断しますので、ここに掲出します。
字幕改善連絡室にも報告しました。
http://miyako.cool.ne.jp/cgi-bin/treebbs/treebbs.cgi?log=1096


［英語本文]
>Dear ******

>Thank you so much for your support of the Fellowship of the Ring. We have all been very touched by the petition from the Japanese fans and the efforts you have made to ensure that The Lord of the Rings Trilogy is not marred by faulty subtitles.

>Thank you also for the incredibly nice things you had to say about our work. It is always uplifting to know that people have embraced the film as whole-heartedly as you have.

>I hope you enjoy The Two Towers as much as you did The Fellowship of the Ring. Our thanks, once again.

>With very best wishes,

>Philippa Boyens


２．英語の意味
字幕改善室では適当に誤魔化して訳を付けましたが、本当はよくわからないところがありますので、ご教示願います。

第一段落第二文
>We have all been very touched by the petition from the Japanese fans and the efforts you have made to ensure that The Lord of the Rings Trilogy is not marred by faulty subtitles.

疑問１）
touchはこの場合　［物事が］［人］を感動させる、の心に触れる
という意味に解してよいでしょうか。（辞書には、この意味では普通は受け身で用いられるとありました。）
「私たちはpetitionとpetitionに心打たれた」と言って貰えるとしたら、大変嬉しいことですが、都合よすぎでかえって心配なので。

疑問２）
all の意味。
「みんな」という意味でWeに掛けたいなら、Weの直後に置いて、We all have been touched　となりそうです。
touchedを強調するとも考えられますが、強調語が all と very の二つもあるというのは変ではないですか。また、仮にそうだとしても、位置が have と been の間にある理由がわかりません。

やりましたね！
脚本家のフィリパさんから白い都様に本物のお返事の手紙！
ここで作成お手伝いして、白い都様が投函なさった、その手紙が、本当に読んで理解してもらえたのがはっきりわかるお返事。
もうもう、嬉しくて、これは祝杯ものですよ！

時刻が時刻なので、気を取り直して急ぎご質問に答えます。

＞疑問１）
白い都様のの解釈で完全に合ってます。ちょっと補足しますと
「私たちは日本のファンからのpetitionとあなた方の努力に心打たれた」
＞と言って貰えるとしたら、大変嬉しいことですが、都合よすぎでかえって心配なので。
思い切り喜んでください！

＞疑問２）
これは気にする必要ないです。副詞の位置なんて、相当融通ききますから。

後刻につづく。

短いながら、ありきたりの「ファンレターへのお礼定型」なんかではなく、文中にちゃんと

＞the petition from the Japanese fans（日本のファンからの嘆願書）
＞ marred by faulty subtitles（欠陥字幕によって損なわれる）

こういう言葉があるのには感動しました。初めて、本当に、声が届いたんだ！と確信できました。白い都様が個人で、脚本家の方に（それも最初っからフィリパさんの方に！）手紙を出そうと思い立って私にご依頼を下さらなかったら、こんな嬉しい目にあうことが出来たかどうか。

今までに、メールでは何通か自分でも出し、またこのサイトを立ち上げてから、ファンレターのお手伝いもしましたが、はっきりと反応が得られたことは正直まだないです。自分の投稿がTheOneRing.net に掲載されたのはもちろん嬉しかったけれど、日々あれだけの「ニュース」を載せているサイトですから、ネタが不足なら拾ってもくれるわけでしょう(^^；)

今回送られた手紙は、連絡室での共同作成ベースで、ハーブがやったことといえば白い都様がお書きになった追伸を少々直しただけ。でも、誰がどれだけなんてことより、「あの映画を作った主要メンバーに、私たち共通の訴えを聞いてもらえた、それを確信できるだけの手ごたえが得られた」のですよ！　これは字幕改善運動全体のために喜ばずにいられません。

もし私個人が喜んでいいとすれば、第二段落はどうやらこちらの賛辞が通じたらしく読めることです。
「あなたのように全身全霊であの映画を熱愛してくれる人がいると思うと、心がはずみます」 embrace the film whole-heartedly は、「心からこの映画を受け容れて」よりもかなり強い表現だと思いますよ、白い都様。
（あげ足をとってるんじゃないことはわかっていただけますよね？）

思わず、自分なら書きそうなお礼の英文が浮かんだので、ご依頼もないのにお目にかけてしまいます。押しつけがましく思われたらごめんなさい、でも日本と同様、お礼は早いほうがいいし、きっと白い都さまも再度お手紙したいとお思いではないかと存じますので、ご参考に提示します。
日本人は親しくもない人に大げさな言い方をしませんけれど、うれしさと感謝を伝えるには英語的な誇張が必要、そこは割り引きしてくださいね。このままでなくとも、ご利用いただけると幸いです。（「敬辞」などはなく本文のみ）
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Thank you so much for your reply!
I could hardly believe my eyes when I found your letter in my mailbox. "O dear, it's too good to be true," I muttered to myself.

Your letter has gladdened us and encouraged us. (I could not help sharing this great news with my fellow members in 'the movement for better and proper subtitles on FotR', who worked together to make the petition. Could you kindly forgive me?)

We are now preparing a report to you, Mr. Jackson and the New Line Cinema, on the revised subtitiles in DVD/VHS. They are far from satisfactory in my opinion, admitting that they are better than the theater version. (Of course they could not have been worse!)

It means so much to us that our plea has reached you and that you care.
Let me send you our deepest gratitude.

お返事ありがとうございました！
郵便受けにお手紙を見つけたときには、自分の目が信じられませんでした。「夢のようだ」とつぶやいたほどです。

あなたの手紙は私たちを喜ばせ勇気づけてくれました。（あの嘆願書を共に作成した『FotRによりよい字幕を求める運動』メンバーの仲間に、このすごいニュースを伝えずにはいられなかったのです。どうかお許しください。）

現在私どもは、DVD/VHSの改訂された字幕についての報告書を、あなたと監督とニューラインシネマ社に送る準備中です。私の意見としては、劇場字幕よりはましになっていましたが、満足すべきものには程遠いです。（もちろん、あれより悪くなることは考えられないです！）

私たちにとって、訴えがあなたがたに届いたということ、関心をもってもらえたということは非常に大きな意味のあることです。心からの感謝を送らせて下さい。
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ありがとうございます！
お礼を出さないといけないが、英作文が・・・
と思っていた矢先でした。
英語工房はアフターケアまで、本当に至れり尽くせりですね＾＾
私の気持ちそのままです。是非この文章を使わせてください。
後日、DVD改訂レポートを出すまでの時間稼ぎにもなる、
とちょっと姑息なことを考えてしまいました。

それで、少々付け加えたい点があります。
第一段落の最後に
Your autograph is my treasure for life, MY PRECIOUS!
趣旨はおわかりと思いますが、こんな感じでどうでしょうか。
できたら明日には投函したいので、検討は９日午前１０時締め切り
ということで、よろしくお願いいたします。

（「ミョー」に冷静、というのは、喜んでいい内容かどうか英文読解に
自信がなかったのと、みんなで作った文章を分担していろいろな宛先へ
送ったので、私が返事を貰えたのはたまたまの偶然に過ぎないから、
一人ではしゃぐのはよくないと思ったのです。心境は、飛び回って
サンバ踊っちゃう勢い。）

さっそく受け入れていただけて私もうれしいです〜。

＞それで、少々付け加えたい点があります。
＞第一段落の最後に
＞Your autograph is my treasure for life, MY PRECIOUS!

すごい、これいい！
やっぱり実物をもらった人の喜びにはかないませんね（笑）。
では、再考して今夜までにはアップします。
（個人の手紙、それも急ぎ書いたことがわかっている日本人の手紙だから、なにも完全でなくていいわけで、その点気が楽です。）

サイト模様替えしまして、以前お話のあった「完成稿の展示」いたしました。一番上に、現実にこの手紙にお返事が来ました､と書けるのは本当にうれしいことです。なお、白い都様の97:[資料］手紙本文の和訳（大意） をそのまま対訳に使わせていただきました。トップページから、または下のバーの◎工房をクリックして「展示室」をご覧下さい。

このサイト立ち上げてよかった（涙）。

急用が入って、思ったより遅くなってしまいました。

いただいた追加部分の、変更説明と別案などを書きます。
＞Your autograph is my treasure for life, MY PRECIOUS!
ですが、落ち着いて見直すと、for life は「一生」もあるにはあるんですが「命と引き換え」だの何だの、物騒な（？）ほうに連想が行き易いかも、なので、「一生君を愛する」なんかの定番”will always”に変えました。確実な方に変更、というだけですが。

案１）Your autograph will always be my treasure, MY PRECIOUS!

案２）And your autograph! I will Treasure it, Lady, until the end of days!

これは、ひょっとして白い都様がゴラムやサウロン関係にたとえるのはよくないかも…などと考えすぎていらした場合に備え（笑）、森の奥方とギムリ篇も出してみました。
引用：‘Treasure it, Lady,’he answered, ‘（略）a pledge of good will between ... until the end of days.’

案３）両者捨て難いので合体案
And your autograph! I will Treasure it, Lady, it will always be MY PRECIOUS!

舞い上がったファンのほほえましさ、ということでいかがでしょう。

案１）〜案３）のどれをお選びになっても、224の英文の
＞第一段落の最後に
付け加えていただければ、それで完成です。

ありがとうございます。
結局、私の好みで、折衷的に次のようにしました。（いちいち異を唱える素直じゃないヤツ）
And your autograph! It will always be my treasure, MY PRECIOUS!

And〜！の語感が気に入ったのと、後半はシンプルに行きたかったから。
ギムリの台詞は、EX版を見てのお楽しみに取っておきます。原作ベースで言えば、私的には「山と森との友情の記念」がツボです。
treasureは名詞だけでなく動詞もあることを今、知りました。