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└◇1335:アラゴルンの立場 [さんちゃん] 01/11 15:18

　└◇1336:Re:アラゴルンの立場 [白い都] 01/11 18:14

　え〜、wouldの文法的な解説は、英語班の方々にお任せするとして、、、（笑）。

　映画版では、ロリアンに入ったときは、アラゴルンはまだ正式な意味で婚約者ではないのかな、と思います。
　アラゴルンは、映画版では「ゴンドールの王となり、人間を率いてサウロンを打ち倒す」という決断を、ロリアンに入った時点では、まだしていないわけです。彼がそう決断するのは、ボロミアの最期の言葉に応えたときですから。この時は、アラゴルンはまだ「自分には王としてサウロンと戦うだけの強さがあるだろうか」と、お悩み中です。
　となると、エルロンドパパとしても、ガラドリエルばあちゃんとしても、そんなモラトリアム中年に「私の娘（孫）をもらってくれ」とはちょっと言えないでしょう。「その前に、お前の人生どうするのか、ピシッと決断せい！」ということなのだと思います。

　で、まだ王となる決意をしていないアラゴルンとしては、アルウェンに「王になるからオレについてこい！」とは言えないわけです。その迷いが、上記の発言に繋がっているのではないかと思いました。「こんなヘタレと共にいるよりも、皆とともに西の地を目指すほうが、彼女は幸せなのではなかろうか」

　そんなアラゴルンに、おばあさまから一言。
「アルウェンが中つ国に留まるのか、西の地に去るのか、それは彼女自身が決断することです。王としてサウロンと戦うのか、その道に背を向けて逃げ出すのか、その決断をあなたはしなさい」
　というのが私の解釈です。

　TTTにも回想シーンがあるので（スクリプトみました；苦笑）、それでもう少し詳しく事情がわかってくると思います。ただ、スクリプト見たかぎりでは、私的には王様のヘタレ度がさらに倍増なんですが、、（笑）。

＞映画版では、ロリアンに入ったときは、アラゴルンはまだ正式な意味で婚約者ではない
これは納得。
しかし、私は、王位継承と恋愛は別問題とみて、王になるかどうかはわからないけれど、少なくともアルウェンとステディな関係になることについては承知したのだと解釈していました。

＞TTTにも回想シーン　王様のヘタレ度がさらに倍増
さんちゃん様の説では、アラゴルンは据え膳を幸い、行きずりの女性と刹那的ラブシーンを展開したことに。いや、あのヘタレ男ならありそうに思えてきた。
しかし私個人の道徳観念には反することですな。ますます例のシーンを見るのがイヤになりました。

さんちゃん様の説では、wouldは単純未来の丁寧表現とも解釈できることになりますね。ガラ様の迫力の前には遠慮があるのか？
なお、ギムリはガラ様にポーとなっている場面で、丁寧表現があります。
>Gimli:
>No, no, I couldn't.