| 2005/06/06(Mon) 01:17:43 編集(投稿者)
＞すみません！#3253でハーブ様に補完をお願いして
＞おきながら自分でどんどん直してしまうのもどうかとは思いつつも
いや、どんどん直してください。それだけこちらは楽ができます(^^;)
＞調子に乗って、次はサラディン名台詞書き出しを目論んでおります。
＞その次はホスピタラー＆ティベリウス名台詞、もし出来ればその次はゴッドフリーetc.etc....
やりましょう（あっさり）。いや、単独でないのでとても心強いです。
自分以外にもこんなことしようと思う人がいて、嬉しいです。
さてご質問の件あれこれですが、わかるところから、わかる分だけ。
＞"As wretched as I am"だったのですね。
私は英語として最初"Wretched as I am," のはずだと思っていたのですが
繰り返し聞いても文頭に as があるとしか聞こえなくて、正直困っています。
というのは、形容詞（過去分詞）＋ as ＋主語＋ be動詞、であれば、高校の例文
・Brave as he was, he could not ...（勇敢ではあったが、彼はその時…できなかった）
これになるのです。文頭 as が私の聞き違いか、あるいは古い形では as … as でも同じ意味になるのか、そこは私の知識不足で今の時点では断言できません。
＞ボードワンⅣ世が
＞自身を形容するにあたり「みじめな」という語を選択するとはどうしても思えないので
そうですね…普通の辞書に載っている訳語の選択範囲内ではありますが、自分なら「このようにひどい有り様の私であるのに、」くらいを選んだろうと思います（字幕でなく普通の翻訳だったと仮定して、ですが）。
wretchedという形容詞にどれくらい時代によるニュアンスの変遷があるのか、までは知らない。また、三人称について語る時と、I am wreched では少し違うような気もするのですが、これもきちんと説明できることではなく漠然とした個人的な語感の域を出ないので……申しわけないですがこれが正直なところです。
（ただ、No.3274 で baldhatter 様がすでに書いてくださった、You are in my heart" で感じたような「脚本の瑕瑾」は、私はこの箇所では感じませんでした。つまり、英語として私はこの形容詞に違和感は覚えなかったということです。）
＞それから、もしさらにお願いして構わなければ、
＞（略）の二箇所も解説下さると有難いです。
解説と言うか、私はこう解釈しています＝自分ならたとえばこう訳すかも
しか書けないですけど、参考までに。
1）"If you continue like this, I shall have to find a use for you."
「このように見事な働きを続けてくれるのなら、そなたの使いみちを何か考えなくてはなるまい」（一地方の領主でおいておくには惜しい人材だ。何か中央の役職を与えて、役に立ってもらいたい）
この王の意を正しく汲んで、ティベリアスは "I（I'llか、Weだったかも） need you in Jerusalem."と別れ際に念を押すわけです。
2）"If God can spare you, that is."
ここのspareの解釈は某所に出ていましたが
「spare＋人」で「助命する、死すべきところを免除して命長らえさせる」の意味に、私も受け取りました。つまり
「余はそなたにもっと役立ってもらおうと思う。もっとも、神が（今回カラクの突撃でそうなさったように）そなたを召したまうことがなければ、の話だが」
もうひとつ可能な解釈は、「神がそなたに与えるであろう別の役割があれば、余がそなたの任務を決めることはできないわけだが」
3）"Remember me as I was."
「（私を思い出す時には）過去あった私として思い出してほしい」 ⇒ 「おまえの記憶には、あの日の私だけをとどめておくれ（意訳）」
ここは、耳によって書いたのではないです。平俗な文例ですみませんが
・I love you as you are （今あるがままの君を愛す）
と同じ文型と解釈しているからこう聞こえたということで。
文法的に、thatはまず無理、あり得るのはRemember what I was ですが、これには聞こえない（meは入っている）ので、残るは"Remember me as I was."以外にないだろうと思ってそう書いたわけです。
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くどいですが翻訳者の数だけ解釈の数はあります。ハーブが常に正しいなんて事は絶対にありません。そこだけ心得てくださるなら、こういうご質問を迷惑に感じることはないので、ご安心を（いつでもレスできると限らないですけど ^^;）。
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