| ああ、ボロミア様〜〜〜〜！！！！（号泣）←いつもすみません；結局ミーハーな私です。
どんな思いで裂け谷まで旅してきたのでしょうか。父と弟のことを思い、ゴンドールの民のことを思い・・・。
そんなことが駆け巡り、旅立ちの場面は胸が締め付けられる思いでした。
うまく言えませんが、どうも私が抱いていたボロミアのイメージとＰＪのボロミアのイメージはとても重なるようです。
「ゴンドールの執政」である父を尊敬しているけれど、自分とは違う面を持った弟のことも愛しているボロミア。
しかし、自分だけに偏った愛情を示す「父親」としてのデネソールには複雑な思いも同時に抱いている。
それでも執政の長男として誇り高く振舞うボロミア・・・。
追補編の短い「執政家」の章から、そんな風に描いていたボロミアのイメージが、まさにＰＪとショーン・ビーンの演技によって息を吹き込まれ、目の前に映っている！
初めてＦｏｔＲを観た時以上に、「人間・ボロミア」を感じました。
劇場版のファラミアは「高潔ではない」とかなり評判が悪かったですが、実を言うと私はそんなにイヤではありませんでした。
原作のファラミアは、人間くさい兄・ボロミアと比べるとあまりにも「高潔」で、ボロミアほど魅力を感じなかったのです。
でも、ＳＥＥ版のファラミアは父に認めてもらえぬ苦しみを抱えながらも、高潔な人物であることが原作よりも伝わってきて魅力的でした。（原作でも描かれていますが、「高潔」であることのほうが前面に出ている感じで・・・）
そしてデネソール侯！いい味出してますね〜。
不思議なもので、デネソールとボロミアのツーショットは「親子だなぁ」という感じがしますが、ファラミアとデネソールを並べると（画面では並びませんが；）あまり似ていない気がします。でもボロミアとファラミアが並ぶと「兄弟だ」と納得してしまうんですよね。
父親似の兄と、母親似の弟という感じでしょうか。
それから、あまり重要な場面ではないかもしれませんが、木の髭が詩をメリーとピピンに聞かせる場面がとても好きです。
エントらしい大らかな感じがいいなぁ、と思いました。
時間が無くてコメンタリーや特典ディスクはまだですが、ＲｏｔＫ公開までの間、ゆっくり時間をかけて楽しみたいと思います。
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