| クラリス様
私はボロミアのキャラクターが歪められた「FotR」の字幕が納得できず、公開当時ヘラルドに個人的に手紙を送り、返信をもらった一人です。 その具体的な内容についての書き込みは致しませんが、正直な感想は「原作(映画)マニアにはこの程度答えてお茶を濁しておけばいい」というものでした。 ですからその後は、字幕改善を要望する署名にも参加させていただき、「TTT」の字幕が「FotR」の二の舞にならないようにと祈っておりました。 マスコミにも取り上げられたことも大きかったのでしょうか、「TTT」ではボロミアのような被害者を出すことはなく、本当にホッとしたものです。 それはきっとクラリス様も同様だったことでしょう。
しかし「これで安心」と思ったのも束の間、今回の「改悪」騒ぎです。
私はたとえ「FotR」のような、ボロミアを「嘘つき」呼ばわりするような致命的な誤訳が無くても、「引っかかる」「気になる」「嫌だ」と感じる字幕があるのならば、観客(消費者)は「何故なのか?」「何とか改善してほしい」と声を上げてもいいと思います。 (ただし、字幕改善を要望する署名が行われた時にもハーブ様がおっしゃっていたように、決して字幕翻訳担当者を個人攻撃することが目的なのではありません。)
私はもともと映画が大好きです。 英語が堪能なわけではありませんから、勿論字幕のお世話になっています。 でも、その字幕のせいで内容がちゃんと把握できなくなってしまったとしたら、感動的な場面が台無しになってしまったら、せっかく時間とお金を費やして映画館まで観に行ったのに・・・と思うでしょう。(ビデオレンタルやDVDを購入した場合でも同様だと思います)
私のたった一通の手紙で何とかなるなんて事は勿論思っていませんが、一人の消費者として感想を書き送っておくことは無意味ではないと思いますので、今回もヘラルドの手紙を書くつもりです。
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