ロールプレイングゲーム

• ゲームジャンルの一つ。
• プレーヤーが登場人物の役割（ロール）を演じる（プレイ）ことが特徴。1970年代に米国で生まれた“Dungeons&Dragons”（通称“D&D”）が祖とされ（ただし異説もある）、もともとはボードゲームの一種だった。複数のプレーヤーが集まり、ゲームマスターが立って初めてゲームが始まるのである。これを“Table-top RPG”、「テーブルトークRPG」（後者は和製英語）と呼ぶ。
• ルールの複雑さ（必然的にマニュアルも結構ぶ厚い）もさることながら、この「複数の人間が集まってプレイする」という点こそが TRPG の醍醐味なのだが、ときにはそれがネックともなる。4人いないと成立しない麻雀にも似ているが、ある意味それより条件が厳しく、私も結局 TRPG をプレイできる機会は数回しかなかった。
• この TRPG のシステムがコンピュータに移され、Wizardry や Ultima、日本では「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズの大ヒット作が生まれたことから RPG は爆発的に広がり、やがてコンピュータゲーム界ではほとんどメインストリームになってゆく。
• D&D を初め、多くの RPG 作品が『指輪物語』の影響を受けていると言われている。けっして逆ではないので注意。
• ちなみに日本では、「ロールプレイングゲーム」が株式会社ホビージャパンの登録商標、「RPG」がバンダイの商標だそうです。

Apple II版 Wizardry 1 のオープニング画面。
ただしこれは、Windows用エミュレータ上の画面です。

2004/9/4