マラソン

1. マラトン。アテネ北東方の海岸にある地名。第二次ペルシア戦争の際の古戦場。
2. 42.195キロメートルを走る長距離競技で、オリンピック公式種目。BC490年、アテネの勇者が、戦場となったマラトンからアテネまで走り続け、戦捷報告を果たした末に絶命したという故事に因む。
3. マラソン上映会。シリーズ映画の複数本を長時間続けて上映するイベントの通称。映画 LotR 三部作完結に際し、世界各地で開催された。
4. 日本では、交通の便が良いとはいえない会場で開催されたり、抽選に当たった“幸運な”人しか参加できなかったりという、かなり変わったイベントである。
5. 現在のマラソン上映会では、FotR の SEE、TTT の SEE、RotK の三本が上映されるが。RotK の SEE が出たあかつきには、SEE 三部作から成る“真のマラソン上映会”が開催されるであろうと予想されている。果たしてそれが、日本ではどんなイベントになるのか...。
4. 1990年代、Macintosh用に開発・販売された（その後、一部はWindows用も販売）ゲームのこと。Doom などと同じ一人称視点のゲーム。
5. Marathon、Marathon2:Durandal、Marathon Infinity の計3作が作られ、（あまり豊富だったとは言えない）Macintosh用ゲームの世界で一世を風靡した。
6. 画期的だったのは、Ethernet接続またはLocalTalkベースのAppleTalk接続だけでネットワーク対戦が可能だったこと、そしてマップエディタでオリジナルのマップを作成できたことである。ネットワーク対戦のあげく、まさに“ランナーズハイ状態”になってしまうプレイヤーが続出したのは、今日のオンラインゲームで中毒的症状さえ見られるようになったことの先駆的存在と言えよう。また、当時のパソコン通信ライブラリには、創意工夫と情熱もしくは悪意に満ちたオリジナル・マップが次々のアップされたため、当初のゲームをクリアした後でも、遊びのネタが尽きることはなかった。
7. 現在ではもちろん（ほとんど）販売されていないが、最近ではなんと、Windows用のマラソン専用エミュレータエンジンなどというものが作られており、Windowsでも上記三部作をプレイすることができる（参考サイト:http://source.bungie.org/）。
8. ...などという熱い記事を書いているくらいだから、当サイト技術担当も、当時は相当入れ込んだ様子である。が、そのおかげで今では「オンラインゲームなどに手を出したら身の破滅」ということをちゃんと学習しているのだった。

2004/2/3