マップ

1. 写像。写像する。集合の各要素を対応付けること。またその対応付け。
2. コンピュータ関連の文脈では、プログラムの命令をメモリ領域に割り当てること、エンコーディング変換、アドレス変換など、「AをBに対応させる」意味で多用されている。名詞形は「マッピング」。
3. 地図。特にカタカナで「マップ」と言う場合は、ゲーム用語であることが多い。
4. かつての RPG やアドベンチャーゲームには、地図を表示してくれるなどという親切過剰な機能はなかったため、プレイヤーは常にペンとレイアウト用紙---方眼紙のような1mm単位ではなく、5mm単位が使いやすかった---を携えてダンジョンに挑んだ。攻略本とてない時代、完成した私家製マップは、ダンジョンで見つけたどんな財宝よりも貴重なものだった。
4. ビルボは大の地図好きであった。人間にも、地図と相性のよいタイプと悪いタイプがいる。当サイトのサイト主がどちらに属するかは、おおかたの人の予想通りである。

だいたいビルボは地図がすきで、自分の部屋に、赤インクですきな散歩道をかきこんだ、近郊図の大きいのをかけていたくらいです。

--- 『ホビットの冒険』（瀬田貞二訳）より---

2004/9/6