ハルディア

• ロスロリエン（Lothlórien）のエルフ。シルヴァン・エルフ（Silvan Elves）であるという記述もあるが定かではないらしい。
• 兄弟のルーミル（Rúmil）、オロフィン（Orophin）とともにロリエンの北境警備に当たっている。
• モリア（Moria）でガンダルフを失った旅の仲間を北の境でとどめた後、一行をロリエンの都カラス・ガラゾン（Caras Galadhon）へと案内する。彼は西方共通語（Westron）を話せたのである。
• 映画 The Lord of the Rings では、クレイグ・パーカー（Craig Parker）が演じる。
• 同じエルフのグロールフィンデル（Glorfindel）のようにわりを食うことはなかったが、映画で大きく改変されたキャラクタの一人である。原作では、ロリエンを去る一行を見送るだけだが、映画 TTT では、なんとエルフの援軍を率いてヘルム峡谷（Helm's Deep）に登場する。そしてなんと、そこでの戦いで落命してしまうのである。
• けっして長くない登場時間のわりに妙に印象に残る人。カラス・ガラゾンを遠望したときの得意げな様子（ただし FotR-SEE のみ）、ヘルムでアラゴルンに抱きつかれたときの一瞬の躊躇、そして自分の運命に驚愕したまま絶命する姿。好みはともかく、実に映画版 LotR 的キャラクタだったことは確かであろう。
• The Encyclopedia of Arda によれば、Haldir とは “Hidden Hero” （隠れた英雄）の意だそうで、映画での役回りはひょっとしてこのことを踏まえたのでしょうか。

↑Allisさん、ありがとうございます。

2004/3/4