- アラゴルン（Aragorn II）の母。デュネダインのディアハイル（Dírhael）とイヴォルウエン（Ivorwen）の娘。Gilraen the Fair と称される。
- デュネダインの第15代族長アラソルン二世（Arathorn II）と結ばれ、TA 2931年にアラゴルン（幼名=エステル）を生む。
- しかしその2年後、夫アラソルンがオークとの戦いで命を落としたため、彼女はエステルを連れて裂け谷に身を隠し、以後その地で息子を育てることになる。
- その後、青年になったアラゴルンが野に放浪するようになるとギルライン自身は裂け谷を出てエリアドール（Eriador）の地に住むようになり、TA 3007年に世を去った。
- その前年、息子に最後に会った彼女が口にしたのが次の言葉である。
Onen i-Estel Edain, ú-chebin estel anim.
「わたしはデュネダインに望みを与えた。わたしはわたし自身のためには望みを取って置かなかった」」
---『指輪物語』追補編より---
- ちなみに、彼女が世を去ったTA 3007年というのは、原作では FotR 冒頭のパーティの6年後のことであり、フロドが初めてアラゴルンに会った時から10年ほど前に過ぎない。FotR SEE の追加映像を観ていると、何だかもっとずっと前に亡くなった人のように思えてしまうのですが...。
