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└◇895:〜１６字幕と吹き替えの対比 [ここのつ] 12/12 20:08

　└◇898:一部、訂正しました [ここのつ] 12/12 20:19

９．緑竜館にて*

(ホビット達合唱)
hey ho! bottle I go
酒瓶を手にとって
「ヘイホー、さあ酒を取って」

To heal my heart and drown my woe
ウサを忘れ心を癒そう
「ここらでちょっくら休もうぜ」

Rain may fall and wind may blow
雨が降り風が吹き――
「雨が降ろうが風が吹こうが」

But there still be Many miles to go
でも行く道はまだまだ長い
「先は長いんだから」

Sweet is the sound of the pouring rain
優しき雨の音
「しとしと降るは雨の音」

And the stream that falls From hill to plain
小川は流れ野を濡らす
「さらさら歌うはせせらぎよ」

Better than rain or rippling brook
雨より愛おしきは――
「でもそれだけじゃ物足りない」

is a mug of beer inside this Took!
飲み干すこの酒！
「そう、やっぱりビールが最高だ！」


ホビットA:
There's been some strange folk crossing the Shire.
最近よそ者が増えたな
「怪しい連中がホビットの里を通り過ぎてる」

Dwarves and others of a less than savory nature.
ドワーフや諸々の物騒な連中だ
「ドワーフやら、何やら物騒な奴らさ」

Gaffer:
War is brewing
戦が近い
「戦の前触れだ」

ホビットA:
The mountains are fair teeming with goblins
山にはオークがウヨウヨ
「山はオークどもで溢れかえってるぞ」

ホビットB:
Far-off tales and children's stories,that's all that is.
眉つばの子供だましの噂さ
「そんな子供騙しみてえな話、嘘に決まってらあ」

You're beginning to sound like that old Bilbo Baggins.Cracked be was.
変わり者のビルボみたいなことを！
「ビルボ・バギンズみてえに妙なこと言うない。ありゃ変わりもんだい」

Gaffer:
Young Mr.Frodo here,he's cracking.
フロド若旦那も同じかな？
「じゃ、若旦那は？　変わりもんかね？」

Frodo:
And proud of it.Cheers,Gaffer.
もちろん！／飲もう！
「その通りさ。ほら、飲め」

Gaffer:
Ceers.
(字幕・吹き替えなし)


ホビットB:
It's none of our concern what goes on beyond our borders.
庄の外の世界なんか関係ないよ
「なあ、外の世界で何が起きてようと、俺達にゃ知ったこっちゃねえよ」

Keep your nose out of trouble,and no trouble'll come to you.
首を突っ込まない方が利口さ
「余計なことに首突っ込まなきゃ揉め事にも合わねえって」


(緑竜館を出る客達)
Rosie:
Good night,lads.
(字幕なし)
「おやすみ」

Sam:
Good night
(字幕なし)
「おやすみ」

ホビットB:
Good night,sweet maiden of the golden ale.
おやすみ！　美しき黄金色のビールの乙女
「おやすみ。麗しき黄金色のビールの乙女よ」

Sam:
Mind who you're sweet-talking.
調子のいい奴だよ
「なんだあいつ、馴れ馴れしい口ききやがって」

Frodo:
Don't worry,Sam.Rosie knows an idiot when she sees one.
心配するな　ロージーは見る目がある
「心配するなよ。ロージーは男を見る目があるから」

Sam:
Does she?
そうかな
「ほんとに？」



１１．去りゆくエルフたち*

(フロドがエルフの声に気付く)
Frodo:
Sam.
サム
「サム」

Wood-elves.
エルフだ
「エルフ族だ」

Frodo:
They're going to the harbor beyond the White Towers.
灰色港から船出して――
To the Grey Havens.
安息の地へ
「灰色港から安息の地を目指して、船出するんだ」


Sam:
They're leaving Middle-earth.
中つ国を去って…
「中つ国を去って」

Frodo:
Never to return.
もう戻らない
「もう帰らない」

Sam:
I don't know why it makes me sad.
なぜか…／悲しくなります
「どういうわけだか、悲しくなります」


(野営中のサムとフロド)
Sam:
Everywhere I lie there's a dirtyfreat root sticking into my back.
木の根っこが背中に当たる
「どこに寝てもでっかい根っこが背中にぶつかって、しかたねえや」

Frodo:
Just shut your eyes and imagine you've back in your own bed
自分のベッドに寝ていると思え
「目を閉じるんだ。家のベッドで寝てると思え」

with a soft matress and a lovely feather pillow.
柔らかなマットに羽毛の枕
「柔らかいマットレスに心地いい羽根枕」

Sam:
It's not working,Mr.Frodo. I'm never going to be able to sleep out here.
やっぱりムリです／ここじゃ眠れない
「やっぱり無理です。ここじゃとても寝付けません」

Frodo:
Me neither,Sam.
僕もだ
「僕もだよ、サム」



１５．躍る小馬亭で(付属ブックレットには再編集シーンとはされていません)

Innkeeper:
Good evening, little masters. What can I do for you?
小さい旦那方　おいでなさいまし
「いらっしゃい、小さい旦那方。雨の中をようこそ」

If you're seeking accommodation, we've got some nice cosy, hobbit sized rooms available.
お泊りならホビット・サイズの部屋もございます
「お泊まりの部屋をお探しでしたら、ホビットサイズの居心地のいい部屋をすぐにでもご用意いたします」

Always proud to cater to the Little Folk, Mister...?
食事もご用意できます　ミスター…
「なんなりとご用命になってくだせえまし。お名前は…？」


【参考：CEでは】
Good evening, little masters.
小さい旦那方
「いらっしゃい、小さい旦那方」

If you're seeking accommodation, we've got some nice cozy, Hobbit-sized rooms available... Mr... er...
うちにお泊りならホビット・サイズの部屋があります／ミスター…
「泊まりのお部屋をお探しなら、ホビットサイズの居心地の良い部屋がありますよ。えっと…お名前は…？」



１６．黒の乗り手ナズグル**

(森の中を歩く馳夫とホビット達)

（CEにも同台詞あり）
（Merry:
How do we know this Strider is a friend of Gandalf's?
彼は本当にガンダルフの友達？
「あいつがガンダルフの友達だって本当かな？」）

Frodo:
I think a servant of the enemy would look fairer and feel fouler.
彼が悪の手先だとは思えないけど
「敵にしては、感じのいい人だと思うよ。見かけは悪いけど」

Merry:
He's foul enough.
そうかな
「確かに汚い」

（CEにも同台詞あり）
（Frodo:
We have no choice but to trust him.
信用するほかない
「今は信じるしかないだろう」）

緑竜亭の出口で、ロージーにお世辞を言うのは、「Pipin」となっていたのですが、「ホビットＢ」だと思いまして、勝手に訂正してしちゃってます（一応、DVDでその部分を見直して、衣装などで確認した上で）が、もし、それは違うだろという方がいたら一言ください。
（ところで、あのひねた顔つきのホビットＢは、粉屋の倅かなと私は思ってます(笑)）

それから、英字のスペースとかスペルミスとかの小さな追加訂正も、作業中にたまたま気がついたもの、ほんの幾つかですが、訂正してあります。