□投稿者/ 白い都 -(2003/12/09(Tue) 18:13:33)
| 該当箇所の英語と字幕
Ugluk: Sick, is he? / Give him some medicine, boys!
＞病気だと？
＞薬を飲ませてやれ！
> 「血の方が効くぞ」と言って飲ませているところです。
> なぜ、血と言っているのか、不明です。映像を見て血っぽかったので血にしたのでしょうか。
これは既にどこかの匿名掲示板で指摘されていたような・・・
英語はmedicineだから、「薬の方が効くぞ」という訳はありえても、「血」とは違う。
オークが何かの血を薬に使うような設定は原作には見当たらず、映画の中でも今まで出ていませんから、誤訳というより、翻訳家の創作でしょう。
私としては、ここは翻訳としては踏み出しすぎだと思います。
ちなみに、劇場公開時（＝CE）にも、吹き替え版に、英語の意味に忠実でない箇所があることは指摘されていました。
Faramir：I think at last we understand one another, Frodo Baggins.）
＞（吹き替え）ようやく君のことを理解できたようだ。
英語の意味は「お互いに理解し合った」であり、字幕もそうなっています。しかし画面を見る限り、ファラミアの一方的理解であって、フロドのほうではファラミアのことを理解しているようには見えませんでした。（SEE追加映像でも理解できていたかどうか怪しい）
そのため、翻訳家の判断であえて違う訳にしたのか？と話題になったところです。
http://herbs.la.coocan.jp/cgi-bin/treebbs/treebbs.cgi?log=2325
このように、吹き替え版においても、誤訳や不適切な訳がないとは言い切れませんから、検証は必要だと思います。
もっとも、字幕の不出来と比較して、吹き替えの不適切箇所の量と質は問題にするに足りないほど少ないといえます。字幕の株が下がると、吹き替えの株が上がるという現象は、FotRの時の繰り返し。
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